新宿発! 『東京法務』 代表木村のブログ

暮らし(遺言・相続、後見等)の法律相談から起業や店舗・法人運営(補助金、融資、申請・手続き等)のサポートまで・・・ 新宿区・大久保駅からすぐの『東京法務』から、皆様に役立つ情報を、私・代表木村がお届けします。 事務所移転及び改称を機に、「品川法務発! 木村のブログ村」から「新宿発!『東京法務』 代表木村のブログ」へとブログのタイトルが変更となりました。引き続きよろしくお願いいたします。

2014年01月

「相続」の手引はこれで決まり!  法のほぐし屋が書いた 「10倍わかりやすい相続入門」 第1章 「相続」の正体がみえてくる〈40〉


40.「相続」は「相」続なり


遺言の3つの形式、①自筆証書遺言②公正証書遺言③秘密証書遺言の内、どれがご自身にとって、または親にとってベターなのか、少し考えていただけましたでしょうか。
どの形式も、メリット・デメリットが複数あり、悩ましいところではあるかと思います。
落ち着ける時間があるときにでも、上記3つを少し思い出して考えてみてはいかがでしょうか。


■ 「相」の字=「形」?

さて、本日分が連載(途中色々入っていますが・・・)「10倍相続」の最終回となります。
最終回は、相続の「制度」等ではなく、「字」について触れておきたいと思います。

10倍相続」の
〈7〉 http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-02.html
〈8〉 http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-03.html
〈9〉 http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-06.html
〈10〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-07.html
〈11〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-08.html
〈12〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-10.html
〈13〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-11.html
〈14〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-16.html
〈15〉http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2013-11-17.html
では、「遺産の形」「その他の形」というタイトルで、具体例を挙げながら、そして、ほぐしながら記事を書きました。

要は、遺言書に書かれる土地、建物、預金債権などの遺産は、なんらかの「形」になっている、という趣旨で色々書いた文です。
「形」がある以上、その外形は目に見えるものです。
「形」を有する「遺産」というものが引き継がれていく。
それが「相続」であることは、疑いのない事実です。
ということは、「相続」の「相」という字は、論理的には、「形」を意味するということになります。


■ 「相」の字=「形」+α?

では、「相」の字は、本当に、単に「形」を意味するだけの言葉なのでしょうか。
そこで、辞典で意味を確認しておきましょう。

まず、「広辞苑」(岩波)によると、「相」は、
①すがた。ありさま。外見。形状。
→ 外形に重きを置いた正に「形」ということで、前述の通りですね。
②人相・地相・家相の類。また、それを見ること。
→上記①より深みと広がりが少し出てきましたね。

次に、「新明解国語辞典」(三省堂)(※私・木村成宇が読んでいて最も面白いと思う国語辞典。ちなみに、今、日本で最も売れている国語辞典でもあります。余談です。)によると、「相」は、
外に現われた形(によって知られる内面の姿)。
と書かれています。。
カッコ書き前は、上記①と同じですが、カッコ書きの中身は、「内面の姿」とあります。
後者にまで意識を及ぼせば、目に見えるものではないところまでを含むことになります。とても深いですね。

ここから次のように考えることはできないでしょうか。
相続」というのは、親の不動産やお金などの財産ばかりを引き継ぐのではない。
土地や家のように目に見える財産だけではなく、そこから想像できる「想い」のようなものをも引き継ぐ。そういう言葉であると。

どのような経緯でこの土地を所有することになり、どれだけの汗を流してこの家を手に入れたのか。
親の立場であれ、子の立場であれ、そこまでしっかり「想い」を馳せることによりみえてくる(目には見えないけど)、努力、信念、愛情といった生き方を含めた人間(親)の姿を指しているのが「相」という言葉ではないか。
そのように思えてなりません。

その「相」が親から子へ、子から次の世代へと心で「続」いていく。
それこそが、本来的な「相続」なのかもしれません。


■ 最後に

これでみえてきましたね。
「相続」の正体が。

年齢に拘ることなく、いざというときのためにも、子ども同士がもめない円満な相続のためにも、「心に届く遺言」を書く準備をしてみませんか?


【あとがき】
本日をもちまして連載 「相続」の手引はこれで決まり! 法のほぐし屋が書いた 「10倍わかりやすい相続入門」 (「10倍相続」(略称))第1章(※あくまでも「第1章」です。) 「相続」の正体がみえてくる (〈1〉~〈40〉まで予定通り来ました!)は終了となります。
たくさんの方に読んでいただいたことが私・木村のエネルギーとなり、ここまで回を重ねることができました。
感謝、また感謝です。
拙い文ではありましたが、できるだけ分かり易く、でも、誤認混同を招かないためにも制度や用語を適切に用いながら進めていきたい。このような意識が、私・木村成宇流の「ほぐし屋」的な文となりました。
ここで書かれた内容が、皆様の一助となれば幸いです。

ご相談事があれば、
03-5793-5937(10:00~20:00) または info@kimuratokyo.jp(24時間・365日受付中) 
行政書士木村国際法務事務所 TOKYO JAPAN までお気軽にどうぞ。


まだまだ他の記事も書いていきますので、今後とも、当ブログ・「品川法務発!木村のブログ村」をどうぞよろしくお願いいたします。

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「相続」の手引はこれで決まり!  法のほぐし屋が書いた 「10倍わかりやすい相続入門」 第1章 「相続」の正体がみえてくる〈39〉


39.遺言の形式 -③秘密証書遺言 (おすすめ度No.1!)


前回の「10倍相続」シリーズから1週間以上空いてしまいました。

遺言の〈形式〉に関するこれまでの記事
自筆証書遺言(http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2014-01-12.html
公正証書遺言(その1)(http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2014-01-15.html
公正証書遺言(その2)(http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2014-01-18.html
は、入門書などにおいてまず触れられているであろう遺言の形式でした。
内容的に当ブログほど「ほぐれている」かはともかく。

今回は、一般的にあまり知られていない(なぜか相続手続きの専門家はあまり触れない・・・)「秘密証書遺言」についてみていきましょう。以下、「秘密証書遺言」のメリットとデメリットをご紹介します。


■ 「秘密証書遺言」の〈メリット〉

・ 本人が書いても書かなくてもよい
→ 例えば、まだ痴呆症にはなっていないが、長文を書くのがしんどい。リウマチなどでうまく字が書けない。このような場合などに、例えば、遺言・相続の専門家相談しながら口頭で内容を伝え、それを専門家に書いてもらう(ちなみに、ワードなどで作成した文書も有効です。)ということもできます。これで、本人の負担は軽減されます。

・ 遺言の〈内容〉は「秘密」にできる
→ 清書した遺言を、本人(親)が署名押印したうえで封印します。この書面を2つ折りにして綴じてもよいですし、封筒に入れて開封口に封印をしてもよいのです。ここでお気付きでしょう。封印するということは、この時点で、(相談にのってもらった専門家を除き、)誰にも中身を見られていない状態になっています(「秘密」状態)。
→その後、公証役場に行き、これを公証人に提出しますが、既に封印しているので、公証人は開けたりしません(「秘密」状態)。
→そして、ここで大事なポイントがあります。
秘密証書遺言」も、「公正証書遺言」同様、2人以上の証人の立会いが必要となりますが、証人の前で、中身を開けたり読んだりということがないので、遺言の内容を「秘密」にできてしまうわけです。
公正証書遺言」の場合に、一つの心理的ハードルとなり得る遺言の内容の「暴露」。これが無い。つまり、内容を「秘密」にしながら公証人の認証を受けることができます(※保管は、本人や遺言執行者などがします。)。
→要は、「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の中間的な位置づけ、という理解でよろしいかと思います。

・ 費用が少額で済む
→ 「公正証書遺言」の場合同様、公証役場手数料がかかりますが、「公正証書遺言」の場合と異なり、手数料が少額、具体的には、1万1千円で済んでしまいます。


■ 「秘密証書遺言」の〈デメリット〉

・ 「検認」が必要
→ 「自筆証書遺言」と同様、そして、「公正証書遺言」と異なり、親が亡くなったら、家庭裁判所で「検認」の手続きを済ませてから、開封という流れになります。

・ 無効のリスク
→ 公証人が作成するわけではないので、例えば、高齢の親がつくった遺言が、その要件を満たしていないと、無効な遺言となるおそれがあります。

・ 証人を用意しなければならない
→ 証人は2人以上必要です。

・ 遺言の〈存在〉は秘密にできない
→ 前述の通り、遺言の〈内容〉は証人に知られないですみますが、遺言があること自体は証人に知られてしまいます。 「自筆証書遺言」には無いデメリットです。


■ まとめ

意外と知られていない「秘密証書遺言」ですが、前述の通り、大きなメリットがあります。
秘密」にできてしまうという点は大きいですよね。

一方、デメリットについてみると、確かに、無効な遺言となるおそれはありますが、当事務所・行政書士木村国際法務事務所 TOKYO JAPAN が不備のないよう入念にチェックいたしますので、どうぞご安心ください。

秘密証書遺言」の場合、当事務所・行政書士木村国際法務事務所 TOKYO JAPANコンサルを依頼されますと、お客様との間で、お話する時間を多く持てます。ある意味、共同作業となります。
その過程で、「もめない」ためのアドバイスも時間をかけてしっかりとできます。

お客様にとってもっと「心に届く遺言」を残すことができると思います。

行政書士・木村成宇 比較するのもなんですが・・・


田中将大投手がもの凄い額の契約を勝ち取ったのは既にご存じのことでしょう。
7年契約で、現在の為替レートでいうと(以下、同じ。)、約161億円!
年俸として換算すると、約23億円!

比較するのもなんですが、行政書士がどんなに頑張っても、田中将大投手の年俸の100分の1の年収(※年商ではなく。)といったところでしょうか・・・つまり、バリバリの行政書士100年分の稼ぎを、田中将大投手は1年で稼ぐ計算ですね。

ホント凄い!と思うと同時に、テンション下がりますね(笑)
比較した私が間違いでした。

ちなみに、田中将大投手のメジャーでの1球あたりのお値段はおいくらか、お分かりでしょうか?

答えは、単純計算で、約72万円です。

計算根拠は、以下の通りです。

怪我なく先発ローテーションを守り抜くことを前提に、
○1シーズン162試合
○中4日のペースで登板→年間32試合登板
○1試合あたり投球数100球→年間の球数3200球
とすると、

23億円÷3200球=718,750円
つまり、1球あたり約72万円
ということになります。

本当に、ほんとうに、凄いですね!

会計記帳で数字をみたり、電卓をたたく行政書士
今日は、休日ということもあり、こんなかたちで電卓をたたいてみました。


行政書士・木村成宇発!コーヒーブレイク情報 「桜」


今日は、暖かいですね。
来週からまた寒くなりますので、油断なさらないように。

とはいえ、気だけは先走りがち。
今日の陽気からは春を連想せざるを得ません。

そうです。「桜」です。
桜咲く風景を想像していたところ、偶然にも、2014年の「桜」開花予想が飛び込んで来ました。
今年は、東京・神奈川が、3月24日とのこと。
あと2ヶ月・・・楽しみですね 

ところで、皆さんは、昨年の「桜」開花日を覚えていますか?
人間忘れやすいもので、私はすっかり忘れていました。
答えは、少し早めだったようで、3月16日でした。

思い返すと、私・木村成宇の大学入学式の日は、晴天だったうえ、一生忘れることのない位、満開の桜が咲いていました。今でも、あの情景が容易に思い浮かびます・・・

とにかく、入園・入学を迎えるお子さん・学生さんたちのために、式の日には、満開か満開一歩手前の状態(お好みもあるでしょうから・・・)になってもらいたいものですね 

以上、今日は、久しぶりに、完全ブレイク・モードの記事でした。


「アクリフーズ社・冷凍食品」の回収が思ったように進まない理由 ~消費者の視点から~ 


フードディフェンス」について、2度(2014年1月10日→http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2014-01-10.html、同月20日→http://kimuratokyo.doorblog.jp/archives/2014-01-20.html)にわたり記事を書いてきました。

今日は、この度のアクリフーズ社の「フードディフェンス」が崩壊した後、同社が対応策としてとった回収が思ったように進まない現実に着目してみました。この点について、世間ではあまり語られていない気がしましたので、消費者の視点から、なぜ回収が思ったように進まないのかについて述べたいと思います。


■ 食品衛生法はどう規定しているのか

消費者庁のWebサイトをみると、以下のような記述があります。


まず、「食品衛生法に基づく表示基準は、原則として『製造所の所在地』及び『製造者の氏名(法人にあっては、その名称)』の表示を義務づけてい」ると。

つまり、消費者庁は、食品メーカーに対し、食品のパッケージには、原則として、「製造者名」を表示しなさい、と言っています。
これは、「アクリフーズ社・冷凍食品問題」でいえば、冷凍食品のパッケージには、原則として、当該冷凍食品を現に製造している「株式会社アクリフーズ 群馬工場」という名称を書きなさい、というものです。

続けて、「食品衛生法に基づく表示基準」によれば、
「自社工場(製造所)が多いが、表示には本社の名称、所在地を記載する場合」(①)や「製造を他社工場(製造所)に委託している販売者が、自社の名称、所在地を表示する場合」(②)などには、「表示面積の制約等の理由から例外的に、予め消費者庁長官に届け出た製造所を表す記号(製造所固有記号)をもって表示することができ」ると。
つまり、消費者庁は、食品メーカーに対し、製造を他社工場(製造所)に委託している場合などには、大手小売店などの「販売者」が、自社の名称等を食品のパッケージに表示すれば(上記②)、例外的に、「製造者名」を表示する必要はなく、「製造所固有記号」を表示すれば足りる、と言っています。
これは、、「アクリフーズ社・冷凍食品問題」でいえば、PB(プライベート・ブランド)商品を販売するイオンや西友などの小売店が、「イオン」や「西友」と書けば、当該冷凍食品を製造する「株式会社アクリフーズ 群馬工場」という「製造者名」を表示しないことを、例外的に、認めますよ。その代わりに、行政に届け出たコンパクトな記号(例えば、「J598」など)は表示しておいてね、というものです。


■ 食品パッケージには問題がないのか

上記のような決まりごとがあることから、「フードディフェンス」が崩壊した後、対応策としてとられる回収という手段において、まず、「株式会社アクリフーズ 群馬工場」という名称が食品パッケージに表示されている商品を回収することが手っ取り早いでしょう。原則的パターンの方ですね。
この原則的パターンの表示であれば、例えば、「株式会社アクリフーズ 群馬工場」で製造された冷凍食品に農薬が・・・という報道が大きくなされた場合、消費者は比較的容易にその危険に気付くでしょう。
つまり、消費者が気付きさえすれば、回収は比較的容易です。

しかし、消費者が買った冷凍食品が、PB(プライベート・ブランド)商品として販売されていて、かつ、例外的表示パターンである製造所固有記号を表示している商品だとすれば、例えば、「株式会社アクリフーズ 群馬工場」という表示が無いのだから、消費者がその危険に気付くには、ある程度時間を要する。
つまり、迅速な回収は困難であり、回収にある程度多くの時間を要することになるでしょう。

実際、回収対象商品が50品目以上に及んでいることを考えると、製造工場名が記載されているもの・ないもの、もうまちまちですから、消費者は困ってしまいますね。

このように考えていくと、食品パッケージに製造所固有記号を表示する例外的パターンを採用することは、緊急事態発生時、回収が遅れる→消費者を危うくするおそれがある、とみることができそうです。気付くまでの間に、被害が拡大・深刻化することも考えられます。

売り手のメーカーと監督官庁。つまり、立場は違えど、プロとプロ同士だけが理解しあえる記号(例えば、「J598」など)を用いて食品パッケージに表示している。
そう、消費者は蚊帳の外にいるのです。
「J598」って書かれても、一般の消費者にとっては、なんのこっちゃら?という感じですよね。
本来、まずは、商品を購入し口にする消費者にとって分かり易い表示であるべきではないでしょうか・・・


■ 法整備の課題

上記のような問題点があることから、今後は、このあたりの法改正が必要になってくると考えます。

日本の食品表示に関しては、皆様もお気づきの通り、複雑さ・わかりにくさゆえに(情報量が多いこと自体はよいことだと思います。)、なんとかしなければという動きがあります。これまで以上に消費者の視点に立ち、まさになんとかしていただきたいものですね。

ちなみに、消費者庁が担当している制度だけでも、

①飲食に起因する衛生上の危害発生を防止することを目的とする「食品衛生法」
②原材料や原産地など品質に関する適正な表示により消費者の選択に資することを目的とする「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」
③栄養の改善その他の国民の健康の増進を図ることを目的とする「健康増進法」
があります。

これらの法律をどう整理・統合・融合していくのか。今後の課題に注目したいと思います。

ご興味・ご関心のある方は、現在消費者庁が一所懸命取り組んでいる「食品表示一元化検討会」における議論をチェックしてみてください。
http://www.caa.go.jp/foods/index12.html


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