相続税課税対象者が昨年と比べ8割以上も増加したことが、12月15日、国税庁から発表されました。

相続税の算定にあたり相続財産から差し引かれる非課税枠(基礎控除)が、昨年・2015年1月1日から引き下げられたことなどを受け、相続財産課税対象となったのは、前年比83%増の約10万3000人でした。ちなみに、2015年に亡くなった人は約129万人でした。

その他の数字をいくつか挙げてみます。

相続税の総計税額は1兆8116億円(前年比30.3%増)
相続税の1人当たりの税額は1758万円

全国の国税局・事務所のうち課税割合が最も高かったのは東京国税局の12.7%(前年は7.5%)でした。

相続財産の内訳は、次のとおりです。 
1位:土地 38%(金額ベース)
2位:現金・預金等 30.7%
3位:有価証券 14.9%

ほぼ予想通り、法改正後の相続税課税対象者近くになりました。皆さんは、上記の数字から何を思いますか?