「終活」は、「点」ではなく、「線」です。
「終活」は、ある時期・ある季節に集中的に行うものではありません。
とはいえ、「終活」に適した季節はあります。 
最も適しているのが夏です。
日本では古くからお盆があります。
近年、廃墓が進み、散骨や樹木葬・海洋葬と葬送のあり方も多様化が進んでいます。
とはいえ、お盆の時期にお墓参りをされる方はまだまだ多くいらっしゃいます。
ご先祖様に想いを馳せたり感謝したり・・・
否が応でも、「死」について、少しは考えるのではないでしょうか。
年齢や病気の有無などにも依るかと思いますが、自分自身の「死」についても。
また、お墓参り以外にも、お盆休みに家族や親戚が集うこともあるでしょう。
核家族化が進む中、なにか大事なことを話すには丁度良い機会といえるでしょう。
そこで、お盆の時期に、「終活」の一環として、「今後」について話すことをおすすめします。
親からでも、子からでも。
なにも、「今後」(死後)について、全て話す必要はありません。
まだそのような機会を持ったことのない方は、少しでも構いません。
これも、立派な「終活」です。人によっては、「終活」のはじめの一歩です。とても前向きです。
確かに、「死」について語ることは、あまり気分のいいものではないかもしれません。
ただ、このことをいつまでも避けていると、困るのは、残される家族や大切な人であり、自分自身かもしれません。
今日はここまでとします。