◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 

創業融資サポートは弊所にお任せください。
特に、若者・女性・シニアの方の積極的な創業を期待しています。

お問い合わせ・ご相談・お申込みは、東京都・五反田

行政書士木村国際法務事務所 TOKYO JAPAN

電話> 03-5793-5937 担当:木村まで または
お問い合わせ等フォーム> からお気軽にどうぞ。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 
 今年も半分が過ぎました。早いですね!あと半分で年末年始です。気が早すぎますねー。

さて、今回は、「骨太の方針」ポイント講義 第2回として、 「骨太の方針」のうち、「第2章 経済再生の進展と中長期の発展に向けた重点課題」について、(内閣府の資料を参考にして)皆様にお伝えします。なお、前回の記事「骨太の方針」ポイント講義 第1回 をお読みになっていない方は、まずはそちらからお読みになってください。「骨太の方針」については、 ビジネスに携わる方は、一度は目を通しておくとよいと思います。やや長文になりましたが、お忙しい皆様のために、今回も原文をスッキリ要約整理し、若干のコメントを付けました。

では、講義の開始です。


「第2章 経済再生の進展と中長期の発展に向けた重点課題」は、以下の4つの節で構成されています。 

1.女性の活躍、教育再生を始めとする人材力の充実・発揮
2.イノベーションの促進等による民需主導の成長軌道への移行に向けた経済構造の改革
3.魅力ある地域づくり、農林水産業・中小企業等の再生
4.安心・安全な暮らしと持続可能な経済社会の基盤確保

さて、中身に入っていきましょう。


2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催に向け、政府一丸となって取り組む。

(このようにまえがき的な内容がまずは示されています。)

■ 1.女性の活躍、教育再生を始めとする人材力の充実・発揮

(この節は5つの内容で構成されています。)

〈要点整理〉
(1)女性の活躍、男女の働き方改革
女性が輝く社会を目指し、男女の働き方に関する制度・慣行や、ワーク・ライフ・バランスを抜本的に変革する。
・男女の意欲・能力に応じた労働参加と出産・育児・介護を実現する仕組みを構築する。

(2)教育再生の実行とスポーツ・文化芸術の振興
・総合的な教育再生を実行する。
・少子化が進展するなか、教育の「質」をより重視した取組を強化する。
・「スポーツ立国」、「文化芸術立国」を目指す。

(3)複線的なキャリア形成の実現など若者等の活躍推進
若者の活躍を促進するため、法的整備など強力に推進する。
・再チャレンジの機会を確保する。
・非正規雇用労働者の処遇を改善し、教育訓練機会を確保する。
医療・福祉建設業運輸業造船業等の人手不足が懸念される分野における人材確保・育成対策を総合的に推進する。
中小企業・小規模事業者への支援を図りつつ最低賃金の引上げに努める。

(オリンピック・パラリンピック開催前までは、特に建設業分野の人手不足が懸念されますが、中長期的には(今もですが・・・)、介護など福祉分野の人手不足がかなり懸念されます。今から本格的にアクションを起こさないと危機的状況に陥るおそれがあります。政府関係者の方々には、まずは、今現在福祉分野に携わる方々の処遇改善を実現する仕組みづくりに一日も早く取り組んでいただきたいものです。)

(4)少子化対策
・結婚・妊娠・出産・育児の「切れ目のない支援」を行うため、財源を確保した上で子どもへの資源配分を大胆に拡充し、少子化対策を充実する。
・第3子以降の出産・育児・教育への重点的な支援を検討する。

(第2子以降というわけにはいかないのでしょうか・・・)

(5)健康長寿を社会の活力に
高齢者健康寿命を延伸し、その経験・能力を活かしていくことができる社会を実現する。
高齢者が地域社会に参画しやすいよう生涯現役社会に向けた環境整備を推進する。

(私のセミナー〔当日の様子とレジュメ〕でもよく登場する言葉ですが、「平均寿命」ではなく、「健康寿命」をいかに延伸することができるのか。この視点は大賛成です。)


■ 2.イノベーションの促進等による民需主導の成長軌道への移行に向けた経済構造の改革

(この節は5つの内容で構成されています。)

〈要点整理〉
(1)イノベーション
・「科学技術イノベーション総合戦略2014」の推進、大胆な規制・制度改革やICTの利活用等を通じて、ダイナミックに産業構造を変革する。
起業・新規ビジネスの創出・拡大を促す。

(数年前と比べると、起業・創業しやすい環境は徐々に整いつつあるかと思います。さらに起業・創業しやすくなるということでしょうか。)

(2)コーポレートガバナンス
・健全かつ力強い企業を生み出すための環境整備を図る。

(3)オープンな国づくり
・TPPの早期妥結に向けて引き続き取り組む。
外国人材の活用は移民政策ではない。
・優秀な研究者など外国の高度人材留学生等が活躍しやすい環境を整備する。
技能実習制度関連記事・代表木村のブログより〕の延長等の拡充を図る。

(4)資源・エネルギー
・エネルギーコスト高への対策を講じる。
・原子力発電所の再稼動を進める。

(本当に安全なのか、原発の「ゴミ」問題は進展しているのか、自然エネルギーの大胆な活用になぜ取り組まないのかなど疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。)

(5)規制改革
・健康・医療産業の発展、多様で柔軟な働き方、農業の成長産業化、新事業の開拓等を重視し、きめ細かな規制の見直しを推進する。


■ 3.魅力ある地域づくり、農林水産業・中小企業等の再生

(この節は5つの内容で構成されています。)

〈要点整理〉
(1)「新しい東北」の創造
・「新しい東北」の将来像として示された5つの社会、①元気で健やかな子どもの成長を見守る安心な社会、②「高齢者標準」による活力ある超高齢社会、③持続可能なエネルギー社会(自律・分散化エネルギー社会)、④頑健で高い回復力をもった社会基盤(システム)の導入で先進する社会、⑤高い発信力をもった地域資源を活用する社会、の実現を目指す。

(今のままでは、子どもたち・若者がかわいそうです・・・)

(2)2020年オリンピック・パラリンピック東京大会等の開催に向けた取組
・グローバル化、地域活性化、観光振興、環境技術等の発信等を重視しつつ、必要な体制整備等に取り組む。
・日本ブランドを活かした海外発信等の取組を加速する。

(3)観光・交流等による都市・地域再生、地方分権、集約・活性化
・地域活性化、都市再生、地方分権改革等を推進する。
人口急減超高齢化の克服に向けて、行政サービスの提供のあり方など大胆な見直しに着手する。

(限られた財源の中で、行政サービスの縮小・簡素化が予想されますが、高齢者の方にとって不便にならないようなサービスの提供という視点は、大事にしていただきたいですね。それと、最近随分話題になりました認知症高齢者の行方不明問題には、地域行政機関間の横断的な取組に期待したいですね。様々なハードルがあるんでしょうけど。)

(4)農林水産業・地域の活力創造
・「農林水産業・地域の活力創造プラン」の実施により、10年間で農業・農村の所得倍増を目指す。
食の安全、畜産・酪農を含む農業の競争力強化を進める。

(抵抗力の弱い子どもたちや高齢者のためにも、これまで以上に「食の安全」は徹底する必要があるでしょう。)

(5)中堅・中小企業小規模事業者の躍進
・海外を含めた人材確保のための支援を図る。
若者・女性を中心とした創業促進の支援を図る。

(特に、若者・女性創業するにあたり必要な創業資金融資サポートは、当事務所にお任せください。メリットが増えた今がチャンスです!)

(〔人手不足外国人雇用に関する代表木村のブログ〕をこの機会にぜひ一度お読みください。)


■ 4.安心・安全な暮らしと持続可能な経済社会の基盤確保

(この節は4つの内容で構成されています。)

〈要点整理〉
(1)戦略的外交の推進、安全保障・防衛等
・戦略的対外発信の取組を強化する。

(2)国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)、防衛・減災等
・南海トラフ地震、首都直下地震等に備えた大規模災害対策等を推進する。

(3)暮らしの安全・安心(治安、消費者行政等)
・「『世界一安全な日本』創造戦略」に基づく取組を推進する。
・消費者の安全・安心確保のための取組を推進する。

メニュー・食品偽装表示問題が随分取り上げられたこともあり、食品表示等の適正化を通じた安全・安心の取組ということです。この問題もですが、「フードディフェンス」の問題で悩みを抱えていらっしゃる経営者様のご相談も受け付けております。私・代表木村が書きました「フードディフェンス」に関するブログ〔2014年1月10日の記事〕、〔2014年1月20日の記事〕、〔2014年1月23日の記事〕をぜひ一度お読みになってください。)

(4)地球環境への貢献
・地球温暖化対策に取り組む。
・循環型社会、自然共生社会の実現に取り組む。

(近年、「地球温暖化対策」という言葉が以前ほど聞かれなくなったことが少し気になります。循環型社会、自然共生社会の実現こそ、子や孫のために大人ができる最高のプレゼントの一つかもしれません。)


今回は少し長くなりました。代表木村のブログまでお読みになった方にとっては、講義の延長のようになってしまい申し訳ございません。

ご受講お疲れさまでした。